卒業証書への押印作業はとても大変ですよね。ただでさえ業務の多い卒業式前ですので、卒業証書の押印に時間や体力を奪われるという状況を何とかしたいと思っている先生方も多いのではないでしょうか。また、どこに押したらいいのかよくわからないという場合もあるのではないでしょうか。
かつて卒業証書への押印はすべて手作業で、位置を慎重に合わせ、手のひらに体重をかけて欠けたりかすれたりしないように押していました。全卒業生分となりますと、多い学校では300枚くらいになるでしょうか。時には失敗してやり直すこともあり、本当に大変な作業です。
しかし現在、押印を見直す動きが活発になっており、卒業証書への押印も例外ではなくなってきています。
結論から申し上げますと、卒業証書への押印は印刷することをおすすめします。その理由を、卒業証書の押印の種類や意味、位置や押し方について触れながらご説明致します。
■目次
- 卒業証書の押印の種類と意味
- 卒業証書の押印の位置・押し方
- 卒業証書の印影を印刷する
- 最後に
卒業証書の押印の種類と意味
卒業証書に押印される印は3つあります。学校印・校長印・割印です。
■学校印は「〇〇市立〇〇中学校(之印)」と縦書きに彫ってあり正方形であることが多いです。
■校長印は「〇〇市立〇〇中学校長(之印)」と縦書きに彫ってあり正方形であることが多いです。
■割印は「〇〇市立〇〇中学校(之印)」などと縦書きに彫ってあり、縦長であることが多いです。
卒業証書の印は署名を表す大切なもので、押印によって証書は初めて効力を発揮します。また割印は、卒業証書と卒業証書授与台帳(卒業生の一覧が記録されている帳簿)の関連を証明するために、2つの紙面にまたがらせて押す印鑑のことです。
上記のような意義以外にも、赤い印影があることで賞状全体が引き締まり、見た目の美しさが強調されます。
卒業証書の押印の位置・押し方
次に一般的な押印の位置についてご説明します。
■学校印…卒業生の氏名の真上に押します。印影の上部は、本文の文字の上のラインとあわせます。
■校長印…校長名の末尾1文字の中央半分にかかるようにします。
■割印…卒業生台帳にまたがって押印します。卒業証書の証書番号の真上に押します。
卒業証書の印影を印刷する
冒頭でも触れましたが、かつて卒業証書への押印はすべて手作業で、欠けたりかすれたりしないように慎重に押していました。
卒業証書への押印作業自体が卒業式の準備のひとつになっており、儀式の一部のようにもなっていたでしょうか。
しかし、今は社会状況の変化により、押印を見直す動きが活発になっており、卒業証書の印影も印刷する学校様も増えてきています。
また、割印についても、割印の押し忘れによる卒業証書回収などの事例や卒業生台帳の電子化により、割印を押さないという選択をされる学校様もあるようです。
印影を印刷することで、1枚1枚押印する手間がなくなるので、先生方の作業負担は減り、失敗ややり直しの心配もなく、すべてにきれいな印影が押された(印刷された)卒業証書が作製できるのです。
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最後に
本記事では、卒業証書の押印について説明し、印刷のメリットをお伝え致しました。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。お悩みのことがありましたらお気軽にお問合せ下さい。